8cmアニソンCDを懐古する。

今日7月7日は七夕。竹の枝に、願い事を書いた短冊を吊るしますが、8cmCDもジャケットの形に因んで短冊と呼ばれたりします。

8cmCDを主なテーマに扱うこのブログでもこの日に記事を書かなくていつ書くの？ということで、今日はCD紹介の記事です。
しかし、アニソンではありません。でも珍品のCDだと思うのでご容赦してください。


ジャケットを見ても、特に他の8cmCDと異なる点はありません（よく見ると答えは載っていますが）。
CD紹介の記事のタイトルには必ず載せている、規格品番（タイトルの最初の部分）に注目すると答えが見えてきます。
規格品番が現行ルールになってからは、基本的にアルファベット3文字目はディスクの媒体を示しており、8cmCDでは"D"が表記されていますが、このCDでは"N"になっています。
この"N"はCD＋G（CDグラフィックス）を表し、対応機器（パソコンでも再生ソフトを入れれば視聴は可能）で再生すると、音楽に合わせて歌詞や画像が表示されます。CDの音楽データにおいて、楽曲記録において使用されない領域に画像や文字を記録する仕組みで、主にカラオケで使われました。
生憎、手持ちの機器ではCD+Gを再生できないので、どんな内容の映像が見られたのかは確かめようがないのが残念なところです。
この規格はカラオケ用途である程度普及したものの、一般にはあまり出回らず、マイナーな規格となってしまい、今ではカラオケ用途以外のCDで見かけることはありません。
不遇な規格とも言えるでしょう。
似たようなものにCD-EXTRAがありますが、こちらは、音楽データと、PC等で視聴できるデータの両方をCDに記録したもので、音楽データ自体はCDの記録方式に則ってるので、こちらは規格品番でメディアを表すコードが割り当てられているわけではありません（たたしメーカーが独自ルールで区別していることはあります）。

このCDは、中山美穂29枚目のシングルで、この曲はアルバム「Pure White」からのシングルカット（バージョン違い）となります。

KINS-191 1994/06/08発売
1.Sea Paradise-OLの反乱-
作詩：中山美穂、作曲：KNACK、編曲：ATOM
2.何度でも愛せるから
作詩・作曲：中山美穂、編曲：ATOM
3.Sea Paradise-OLの反乱-（オリジナル・カラオケ）

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