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チキンレース [独り言]

異種族レビュアーズがTOKYO MXで放送中止になったというニュース。

「編成上の理由」というのは建前で、過激な性描写を含む内容を放送することに問題が生じたと考えるのが自然でしょう。
それに対して視聴者の「あれだけやれば当然だ」という反応はまだしも、「名誉の戦死」という声や、差し替えられた番組(洋上の楽園クルーズ)になぞらえて「nice boat.」と放送中止をネタにしている事や、
制作側も明らかに放送し続けることは現時点では困難な内容でありながら、いつまで目をつけられないでいられるかというチキンレースを行い、放送中止に追い込まれてもあっさりと受け入れるという事に少し違和感を覚えます。
最近では赤十字のコラボポスターを巡り、所謂フェミニストとオタクのいざこざが今も続いてますが、こういったオタク的表現物に対して、外部から何かしらの声が上がった時の反応の違いは何なんだろうとは思います。

放送が取りやめられた(露骨に表現が潰された)のに、受け手がヘラヘラとしていることと、「こんなんで文句言うのはおかしい!これは表現の自由の弾圧だ!」と鼻息荒くすること。
放送中止はおかしい!っていうのであれば筋が通っているように思いますが、実際はそういう声はざっと調べてみる限りなく、一貫性があるようには思えません。

物議を醸すものというのはいつの時代にも現れるものではありますが、そこに信念や意義というものがこのアニメにはあったのかな?と思うところ。
話題先行で、多分ダメだと思うけどやっぱりダメでしたというのでは、外部から目をつけられるだけで何らのメリットもなく、ただそのコンテンツが消費されただけという事で終わってしまい、この先のアニメの放送のあり方としては先細りになっていくんじゃないかと危惧しています。
杞憂であってほしいけど。


2020-02-07 23:37  nice!(1)  コメント(0) 
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