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KIDA-167 奥井雅美 朱ーAKAー/恋しましょ ねばりましょ #8cmCD [CD紹介]

仕事中に曲の歌詞がずっと脳内で巡るっていうことがあるのですが、今日は「ねばりましょ 自由人 浮世離れの達人」と「自由に生きるのは羨ましいと 夢捨てた人たちボヤくのは得意だね」という歌詞。
これは「アキハバラ電脳組」の挿入歌(キャラクターが作中で歌っている曲)である「恋しましょ ねばりましょ」の歌詞の一部なのですが、それがどうにも今の自分に刺さっているみたいです。
Twitterを見ていると、趣味でも何でも自由にやりたいことをやっている人のツイートがよく流れてきて、羨ましいものだと、この歌詞のようについつい無意識の内にボヤいてしまったり、浮世離れの達人と言われるくらいになりたいものだと思いつつ、今の自由とは程遠い生活にため息をつく……。
もちろん自由に見える人にだってそれなりに悩みはあり、もしかしたら自由がない生活だと思っているかもしれないということは分かりますが、隣の芝生はいつだって青く見えるそのブレブレなメンタルはもう少しどうにかならないのかと思うところです。
さてそんな愚痴はさておいて、この曲は奥井雅美のシングル「朱-AKA-」との両A面にてリリースされたものですが、オリジナルは先に述べたように、作中では悪役サイドのキャラクターで表向きはアイドルとして活動している代官山はとこ(CV.かかずゆみ)が歌っている曲で、このシングルではそちらではなく奥井雅美歌唱となっています。
1曲目の「朱-AKA-」はバトルシーンで流れる挿入歌で、様々な価値観がぶつかり合い、何が正しいのか迷う様をテーマにした曲になっていて、ゴリゴリのロックナンバーというわけでもないですが、バトルの切迫感を感じさせる曲です。

KIDA-167 1998/08/07発売
レーベル:スターチャイルド、発売元・販売元:キングレコード
1.朱-AKA-
作詞:奥井雅美、作曲・編曲:矢吹俊郎
2.恋しましょ ねばりましょ
作詞:奥井雅美、作曲・編曲:矢吹俊郎
3.朱-AKA-(オリジナルカラオケ)
4.恋しましょ ねばりましょ(オリジナルカラオケ)

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2022-04-28 23:28  nice!(1)  コメント(0) 
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KIDA-10 NG戦士ラムネ&40/めざせ! 1番!! #8cmCD [CD紹介]

紹介するCDをチョイスするときに、時事ネタや何かしらの記念日を絡めることが多いのですが、どうにもしっくりこないときが結構あります。
そんなときは無理してでもブログを書かなくてもいいじゃないかという話でもあるし、実際そういう日の方が圧倒的に多いのですが、たまには能動的にブログを書こうという日もあり、今日がそんな日です。
乱数を出力してくれるサイトに数字をチョイスしてもらい、出てきた数字と、エクセルで作っている所有CDリストのセルの番号が同じCDを選びました。
ちなみに今日は393で、393番目に登録されていたCDが今日紹介するCDです。

1990年にテレビ東京にて放送されていたアニメ「NG戦士ラムネ&40」の2番目のOP/EDが収録されたCDです。
1曲目の「めざせ! 1番!!」がオープニングテーマ、2曲目の「シアワセになるでんna」がエンディングテーマです。
「めざせ! 1番!!」を歌っているのはこの作品で主人公ラムネスを演じていた草尾毅で、コーラスとしてラムネス応援隊(ミルク・レスカ・ココア(横山智佐・松井菜桜子、玉川沙己子(現:玉川砂己子)))が参加しています。
応援隊の「めざせ!めざせ!」っていう掛け声からはじまるハイテンションな楽曲で、作品名やキャラクター名を出してこないけどこれはラムネスの楽曲っていうのが伝わってくる熱い一曲です。
対してエンディングテーマの「シアワセになるでんna」はヒロイン3人が歌う、ヒーローに憧れを抱いている曲になっていますが、その求めるヒーロー像がイケメンでお金持ちで甲斐性があってマザコンではないという、随分と欲望に忠実で都合が良いもので、それを可愛らしく歌い上げるところが聞き所な一曲です。
それを全部叶えてくれるヒーローがいたらたしかに幸せになれそうですが、曲の最後に「死ぬまでやっててくんなー(そんな都合のいい話はないよ)」で、夢は夢として消えてしまうとオチがついて終わります。
なかなか上手くいかないものです。

KIDA-10 1990/10/21発売
レーベル:スターチャイルド
発売元・販売元:キングレコード
1.めざせ! 1番!!
作詩:紅玉、作曲:りゅうてつし、j編曲:長内悟
歌:草尾毅、コーラス:ラムネス応援隊(横山智佐、松井菜桜子、玉川沙己子)

2.シアワセになるでんna
作詩:紅玉、作曲・編曲:りゅうてつし

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ラムネスの腕をつかんでいるのがピンク色の髪の子がミルク、紫色の髪の子がココア、黄色い髪の子がレスカです。


2022-04-26 23:30  nice!(1)  コメント(0) 
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PCDA-01190 ドタバタギャグの日曜日/チェキッ娘 #8cmCD [CD紹介]

曜日関係ない仕事をしていることもあって日曜日も大抵仕事をしているのですが、たまたま今日の日曜日は休みなので少しだけ気分がいいです。
平日の方がどこも空いているので、遊びに行くのは平日の方がいいのですが、周りが休んでいる時に仕事をしているというのは、平日休みを棚に上げておきながら思いの外ストレスになるものだったりします。
そんな今日をどう過ごそうかと思った時に、こんな日があってもいいじゃないかというのが今日紹介するCDです。
「花さか天使テンテンくん」のエンディングテーマとして起用された「ドタバタギャグの日曜日」です。
このアニメは、特にオープニングテーマが強烈なインパクトで、サビではこれでもかと「ちんこ」「ウンコ」と連呼する歌になっています。
このアニメを歌で表すとまさしくこうなるっていうテイストの、ドタバタギャグコメディな楽曲ではありますが、今日紹介するエンディングテーマも、なかなかのクセの強い楽曲になっています。
日曜日に彼氏を連れて来た娘と両親(特に父親)との攻防を面白おかしく歌った歌で、結局父親はビールで飲みつぶれてそれに母親は呆れ、どうしようもない日曜日だというオチの内容になっています。
歌っているのはチェキッ娘で、当時お台場に本社を移転したばかりフジテレビが放送していた「DAIBAッテキ」という生放送のバラエティ番組内において秋元康プロデュースで結成されたアイドルグループです。
おニャン子クラブほどにはブームとはならず、比較的短い期間の活動期間でしたが、解散後には主要メンバーだった下川みくにさんがソロデビューし、後に「フルメタル・パニック」や「ドラゴンドライブ」といったアニメ主題歌を担当していました。

PCDA-01190 1999/08/18発売
発売元・販売元:ポニーキャニオン
1.ドタバタギャグの日曜日
作詞・作曲:ROLLY、編曲:亀田誠治
2.ドタバタギャグの日曜日(オリジナルカラオケ)

楽曲の制作陣が豪華ですね。

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2022-04-24 01:14  nice!(1)  コメント(0) 
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AMDM-6224 松澤由美/earth song~大地の詩~ #8cmCD [CD紹介]

今日はアースデイという日なのだそうです。
これは1970年からはじまったアメリカ発祥のキャンペーンで、改めて地球やその環境の現状に目を向け、それを保護するための支援やアクションをする日として制定されました。
日本でもアースデイ東京として、今年は代々木公園においてライブや、いわゆるエシカルなオーガニックな商品やフードの店が並ぶイベントが開催されていたようです。
https://www.earthday-tokyo.org/

環境問題などの社会課題について、とりわけネットでは金持ちの道楽だとか、意識高い系のものみたいな物言いがそれなりに支持をされていますが、そう言ったところで足元の問題が解決するわけでもありません。
地球だとか大きな括りで考えてしまうと尻込みをしてしまいそうになりますが、まずは自分一人でできることを少しずつやっていくことが大切なのではないかと思います。

さて本題に戻して、今日はそんなアースデイにちなんだわけではありませんが、大地と空、そして風にちなんだ曲の紹介です。
松澤由美さんの「earth song~大地の詩~」です。
自身としては3枚目のシングル(レコード会社(ワーナーミュージック・ジャパン)に所属してからは2枚目)となります。
今いるところ(大地)でくよくよ悩んでいたときにふと、空もあるじゃないか、風も何か伝えるために吹いているということ、世界が一つだけではないということに気づき、立ち直っていくという歌詞になっています。
裏打ちのテンポの、ゆったりと浮遊感のあるメロディがとても耳当たりがよく聞き疲れしない曲です。

AMDM-6224 1998/01/26発売
発売元:イーストウェストジャパン、販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
1.earth song~大地の詩~
作詞:松澤由美、作曲・編曲:朝本浩文
2.君のかけら
作詞:松澤由美、作曲・編曲:Tosh Masuda
3.earth song~大地の詩~(オリジナルカラオケ)


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earth song~大地の詩~の作曲・編曲とプロデュースを担当していた朝本浩文さんは2016年に亡くなっていたんですね。
UAやm-flo加入前のLISAのプロデュースなども担当していたそうです。


2022-04-22 23:54  nice!(2)  コメント(0) 
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KSD2-1073 電気GROOVE/ポポ #8cmCD [CD紹介]

日付としては昨日の話になりますが、仕事中の車内で聞いていたラジオで、今年は日本における鉄道開通150周年で、JR東日本がそれを記念して様々な取り組みを行うという話題を聞きました。
JR東日本のプレスリリースを見てみると、新橋や桜木町駅にイベントスペースを設けたり、JR全駅の入場券セットの詳細が発表されていました。
日本の最初の鉄道は新橋~横浜(横浜駅の位置は今の桜木町駅付近)で開業したわけですが、当然のことながらまだ電車はなかったので蒸気機関車です。
今日紹介するCDはそんなSLをモチーフにした楽曲の紹介です。
電気グルーヴのポポです。
ポンキッキーズのP-Kiesミュージックの中の一曲として起用されました。
当時流行っていたCGと実写を織り交ぜたミュージックビデオでは、きかんしゃトーマスのカラーリングのSLが早送りで走っていたり、どぎつい色のCGが画面いっぱいに使用していたりとなかなかサイケデリックなものになっていて、同時期に放送されていたウゴウゴルーガ共々、子供向け番組であっても全力で遊ぶということに振りきっていたフジテレビの全盛期を彷彿とさせるようです。
ポポは電気グルーヴとしては4枚目のシングルとなります。タイトルのポポはSLの汽笛をイメージしているわけではなく、この曲の作曲中に、ピエール瀧が「ポポー!」と奇声を上げていたことからヒントを得てこのタイトルになったそうで、今にして思うと、この頃からクスリをキメはじめていたのではないかと要らぬ想像もしてしまいますね。サビ前の「高く飛ぶSLに乗ろう」っていうのを見ると尚更。
でも疾走感のあるメロディは聞いていて楽しい曲です。

KSD2-1073 1994/11/02
レーベル:キューンソニーレコード
発売元・販売元:ソニー・ミュージックエンタテインメント
1.ポポ(radio edit)
作詞:石野卓球・ピエール瀧、作曲:石野卓球
2.カフェ・ド・鬼~望郷編~(クレーターニキビ面mix)
作詞:石野卓球・ピエール瀧、作曲:石野卓球
3.ムジナⅡ
作曲:電気グルーヴ

KSD2-1073.jpgKSD2-1073裏.jpg


2022-04-20 00:17  nice!(2)  コメント(0) 
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SRDL-3652 神崎まき GOOD DAY I・N・G/雨のち、また晴れ #8cmCD [CD紹介]

今日紹介するCDは、1992年10月~1994年12月にフジテレビ系にて放送されていたアニメ「ツヨシしっかりしなさい」の3代目のエンディングテーマです。
現在も放送が続いているちびまる子ちゃんの合間に放送されていたこの作品は、不定期にTwitterで話題になりますが、なぜか誰も見た記憶がないみたいな内容のものが多く、どうにも存在感が薄い作品とはなっています。
しかし楽曲においては光るものがあり、最後のオープニングテーマだった「LOVE YOU ONLY」はTOKIOのデビューシングルです。
そんな今回紹介するのはTOKIOではなく、神崎まきさんの楽曲となります。
神崎まきさんは1992年にデビューし、今回紹介するGOOD DAY I・N・Gは2枚目のシングルです。
伸びやかで力強いボーカルが聞いていて前向きになれるような気にさせてくれます。
この楽曲以外のアニソンとしては、同じくツヨシしっかりしなさいのエンディングテーマだった「その気にさせないで」の他、MICKEY-T名義としてはビーストウォーズのエンディングテーマだった「FOR THE DREAM」や、戦隊シリーズの「激走戦隊カーレンジャー」「電磁戦隊メガレンジャー」などの英語版の主題歌と、アニソン関係でも幅広く活躍もしています。
このGOOD DAY I・N・Gは失恋から立ち直ろうと前向きに過ごしたものの、ふと休日になるとどこか寂しさを覚えてしまうという曲になっていて、なかなかうまくいかない心模様を歌った楽曲になっています。
2曲目の「雨のち、また晴れ」も同じく失恋から立ち直ることを天気に例えた曲で、2曲とも同じテーマを歌っているのが面白いところです。
アニメとリンクするかはさておいて…。

SRDL-3652 1993/06/02発売
発売元・販売元:ソニー・ミュージックエンターテイメント

1.GOOD DAY I・N・G
作詞:小林和子、作曲・編曲:小森由実
2.雨のち、また晴れ
作詞:影森 潤、作曲:横山 剣、編曲:梁 邦彦
3.GOOD DAY I・N・G(オリジナルカラオケ)
4.雨のち、また晴れ(オリジナルカラオケ)

SRDL-3652.jpgSRDL-3652裏.jpg


2022-04-17 23:39  nice!(1)  コメント(0) 
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NEDA-10003 テレビ朝日系アニメ「ムーぽん」主題歌 前田愛/あしたへのじゅもん #8cmCD [CD紹介]

今日紹介するCDは、テレビ朝日系にて1999~2000年に放送されたテレビアニメ「ムーぽん」の主題歌が収録されたCDです。
アニメのムーぽんの本編は1分程度のショートアニメで、一時期MXでよく放送されていた、メテオコミック系の作品の5分アニメの先駆者ともいえる作品だと思います。
歌っているのは前田愛(AiM)さんで、2枚目のシングルとなります(1枚目はデジモンアドベンチャーのエンディングテーマだったI wish)。
1曲目の「あしたへのじゅもん」がムーぽんのエンディングテーマとして起用されました。
スカテイストのハイテンションなナンバーで、聞いていると元気になれる一曲です。
CDのジャケットに描かれたキャラクターのイラストを見ると、ほんわか系の作品に思いますが、実際はナンセンスギャグテイストのアニメとなっていました。
主題歌もその作風にマッチしたものになっているのではないかと思います。


NEDA-10003 1999/06/25発売
発売元:NECインターチャネル、販売元:キングレコード
1.あしたへのじゅもん
作詞:遠藤夏美、作曲・編曲:渡部チェル
2.青空をゆく雲のように
作詞:井上輝彦、作曲:金井江右、編曲:渡部チェル
3.あしたへのじゅもん(オリジナルカラオケ)
4.青空をゆく雲のように(オリジナルカラオケ)
NEDA-10003.jpgNEDA-10003裏.jpg


2022-04-14 23:58  nice!(1)  コメント(0) 
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ストレイ 犬が見た世界 [独り言]

『ストレイ 犬が見た世界』予告編
https://youtu.be/Xtz9Go-R40A

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今日は仕事が休みだったので、この映画を観に小山の映画館まで行ってきました。

動物の殺処分を禁止しているトルコの首都、イスタンブールで暮らしている野良犬の姿を、その犬の目線で撮影された映画です。
犬がいることが当たり前の街ということもあってか、多くの市民が多少は邪魔だと思いつつもごく自然に野良犬と接し、名前をつけて街全体で世話をしている様子が垣間見え、それがとても印象に残りました。
そして、そこに住まう人は、小型犬(愛玩犬)を散歩させる上流階級の人から、シリアから逃れ、住む家もなく建設現場を寝床にしている少年たちや、チェンチェン紛争によってイスタンブールに移り住んできた人など境遇は様々。
それでもそんな線引きからは自由な存在である犬は分け隔てなく接し、人間もそれに応える。
住人をつなぐ存在としての犬の姿が、そこにはあるように思いました。
今も続くロシアによるウクライナ侵略において、多数のウクライナの市民が避難している様子を写した写真の中にも、不安そうな面持ちの犬や、攻撃によって無惨にも殺されてしまった犬がいますが、人間に生活を依存している犬にとってはこれほど理不尽なことはありません。
そしてその惨状を止められるのは人間だけなんだよね。
再びウクライナにも犬と人間がいつも通りの日常が戻ってくるように、この侵略の無意味さを言い続けていかないといけないのかなと、この映画を観て改めて思ったところです。

久しぶりに観る映画もいいものですね。


2022-04-09 23:44  nice!(1)  コメント(0) 
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FLDF-09127 井上陽水/少年時代 #8cmCD [CD紹介]

藤子不二雄A氏「彼は天才だった」 2つに分かれた“まんが道”― スポニチ Sponichi Annex 芸能 https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/04/07/kiji/20220407s00041000563000c.html

藤子不二雄Aさんが自宅で亡くなられていたというニュースには驚きました。
享年88歳。短命な方が多い漫画家の中では大往生とも言える生涯だったのではないかと思います。
謹んでご冥福をお祈りします。

忍者ハットリくんや怪物くん、プロゴルファー猿は幼少の頃よく見てたし、怪物くんのソロモンの笛のオモチャを買ってもらったことを思い出しますね。あれどこにやったんだろう…。

そんな今日紹介するCDは、自らがプロデュースした唯一の映画「少年時代」の主題歌CDです。
「少年時代」は柏原兵三原作の小説「長い道」を漫画化したもので、1978~1979年に週刊少年マガジンにて連載され、大戦末期に東京から富山に疎開した主人公と、疎開先でのクラスメイトとの人間模様を描いた作品になっています。
舞台となっている富山は、藤子不二雄A自身が疎開した地であり、70年代末期においてはまだリアルな戦争体験を題材にした漫画が描かれ、そして連載されていたということで、過去と現在が地続きになっているというのがつぶさに感じられたのかなと思うところです。
コミックの連載終了から10年以上が経った1990年に、自らのプロデュースにおいて、篠田正浩監督により映画化され、日本アカデミー賞では作品賞、監督賞を受賞する作品となりました。
その主題歌となったのが、井上陽水さんが歌う「少年時代」です。
知人だったということでオファーを受けて書き下ろした曲ですが、実は(広義の)アニソンだったんですね。
夏の定番曲で誰もが知るような曲で、私が通っていた高校の音楽の教科書にも掲載されていました。
個人的に好きな歌詞のフレーズに、「風あざみ」があるのですが、アザミが夏風に揺れているのを想像していたものの、実際には特にアザミは関係ないというのを知ったときはちょっとがっかりもしたものです。
それでも、この曲のメロディを聞くとやっぱり風にゆれるアザミを思いながら口ずさんでしまいますね。
そういう風にしか聞こえないもんなぁ…。

FLDF-09127 1990/09/21発売
発売元:フォーライフ、販売元:ポニーキャニオン
1.少年時代
作詞:井上陽水、作曲:井上陽水・平井夏美(川原伸司のペンネーム)、編曲:井上陽水・平井夏美
2.荒ワシの歌(YAHATA EAGLESのテーマ)
作詞:井上陽水・飯泉俊之、作曲:井上陽水・平井夏美、編曲:小野沢篤、平井夏美

FLDF-09127.jpgFLDF-09127裏.jpg

YAHATA EAGLESは、世田谷区の少年野球チームである八幡イーグルスのことです。
井上陽水さんの子供が所属していたチームだったようで、そこで頼まれて作られた曲のようです。
ずいぶん豪華な応援歌ですね。


2022-04-08 00:36  nice!(1)  コメント(0) 
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PCDA-00976 It's Gonna Rain!/Bonnie Pink #8cmCD [CD紹介]

4月になってからスッキリ晴れるというような日が少なく、梅雨の時期のように曇りや雨の日が続いていますね。
そんな今日は朝からずっと雨が降り続いていて、夜になって風も出てきて少し荒れた天気になっています。
冬と春の季節がせめぎ合うこの時期に降る長雨は菜種梅雨と呼ばれ、文字通り菜種(アブラナ・菜の花)が由来になっています。そして曇りの日は花曇りとも呼ばれ、空模様にも花の名前が付けられているのが春らしいですね。

雨はどうにも鬱陶しいものではありますが、植物にとっては恵みそのもので、花や新芽を育てるためのものだと思い直すと、この天気もあながち悪くはないかもしれませんね。

そんな今日紹介するCDは、そんな雨降りの日にしっとりと聞きたい曲です。

るろうに剣心のエンディングテーマとして起用された、BONNIE PINKが歌う「It's Gonna Rain!」です。
第5弾エンディングテーマとして起用されました。また5枚目のシングルとなります。
アニメとの親和性があるかといえば多少疑問に思うところはありますが、雨降りの気怠い様子をアンニュイに歌い上げている楽曲になっています。
エンディングのアニメーションもそんな雨降りをイメージしたものになっていて、エンディングという雰囲気が存分に出ていると思います。

PCDA-00976 1997/06/18発売
発売元・販売元:ポニーキャニオン
レーベル:LOVE LITE/STONE FOX
1.It's Gonna Rain!
作詞・作曲:Bonnie Pink、編曲:Tore Johansson
2.かなわないこと
作詞・作曲:Bonnie Pink、編曲:Tore Johansson
3.It's Gonna Rain!(inst.)

PCDA-00976.jpgPCDA-00976裏.jpg


2022-04-04 22:59  nice!(0)  コメント(0) 

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