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FLDG-1007 坂本龍一 featuring Ssiter M/The Other Side of Love #8cmCD [CD紹介]

https://twitter.com/ryuichisakamoto/status/1642507238467309568?s=20

昨日の夜に流れた、坂本龍一さんが3月28日に死去したというニュースの速報。

享年71。
一度は寛解したものの再発したガンと向き合いながらの晩年でしたが、最期まで音楽活動をはじめ、(えてしてネットでは批判されがちではありましたが)環境や人権に根ざした発信を続けていて、表現者としてだけでなく、地球で生きるヒトとしての生き様をまざまざと見せつけ、あまりにも早いものの天珠を全うしたのかなと思います。
改めてご冥福をお祈りします。

今回紹介するCDは、親子の共作による楽曲で、ドラマ主題歌にもなった「The Other Side of Love」です。
クレジットは坂本龍一 featuring Sister Mとなっていますが、楽曲の制作は坂本龍一さんが、歌唱を子の坂本美雨さんが担当しています。
この曲はオリコン最高位は6位、70万枚以上の売上のヒット曲となりましたが、ほぼ同時期にリリースされた「魂のルフラン/高橋洋子と付かず離れずの順位でCDTVでランクインしていたのをよく覚えています。
リリース当初は、Sister Mが誰なのかは明かされていませんでしたが、後にラジオでこの曲を歌っていたのは自分だったと美雨さん本人が明かしたことでこの疑問は氷解することとなりました。
もともとは中谷美紀さんが歌う予定だったよう(それであってもMが(中谷)美紀のMとして成り立つ)ですが、この曲では採用とはならず、後に日本語詞(作詞は売野雅勇さん)にしてリアレンジした「砂の果実」の歌唱を担当することとなりました。
こちらも中谷さんの繊細な歌声が仄暗さを醸し出していて個人的には好きな曲です。
ストーカーをテーマにしたドラマの主題歌ということもあってか、The Other Side of Loveというタイトルがとても意味深で、ダウナーなメロディではありますが、歌詞は影のように暗さも日も明るくなるように、笑える日がくるというのを自分は確信しているという前向きなサビの曲になっています。
そして当時16歳で、歌手経験もなかった美雨さんの抑揚のない淡々とした歌声が曲の雰囲気にマッチしています。

FLDG-1007 1994/01/29発売
発売元・販売元:フォーライフ
レーベル:güt

1.The Other Side of Love
作曲・編曲:坂本龍一(CDにはクレジットされてないけど作詞も坂本龍一)
2.The Other Side of Love(Acoustic version)
3.The Other Side of Love(Instrumental)

FLDG-1007.jpgFLDG-1007裏.jpg


2023-04-03 22:59  nice!(1)  コメント(0) 

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