8cmアニソンCDを懐古する。

夏といえば恐竜もそうですが、音頭でもあります。
コロナ禍も一巡して、今年の夏は各地で夏祭りも行われるようになり、盆踊りと検索すると、各自治体の自治会単位で開かれる盆踊りの一覧を見ることができます。
ウチも団地に住んでいた頃、夏盆踊り大会り会で配られるアイスが楽しみだったなと思い出します。
団地の中にある公園に櫓が組み立てられ、提灯が吊り下げられる様子、そして祭りのあとか片付けられる櫓を見るのも夏の風物詩の一つでした。
もうすぐ季節の夏は終わりますが、まだまだ夏本番の暑さがしばらく続くようなので、夕涼みがてら今回紹介するCDは、音頭ソングとなります。
南国少年パプワくんの音頭楽曲です。テーマソングや挿入歌として使われていませんが、シングルCDの1曲目として収録されているのが「パプワ音頭でつんつくつん」です。
歌っているのはパプワ役の田中真弓さんなので、純粋なキャラクターソングと言ってもいいと思います。
楽曲の作詞、作曲はタケカワユキヒデさんが、音頭の振り付けは、数々の音頭曲（3000曲以上…そもそもそんなに音頭曲があることにも驚き）の振り付けを手掛けている井出真生さんが担当している、なかなかに力の入った音頭曲になっています。
2曲目にはエンディングテーマの「気分はパプワ晴れ」が収録されています。
こちらもサンバ調のアレンジの陽気なアレンジで、南国の夏感があってこちらも夏に聞きたい楽曲ですね。

朝に見ているニュース番組で、その放送局が主催している恐竜のイベントの映像が毎日流れていたり、最近イギリスのネス湖で半世紀ぶりにネッシーの捜索が行われていたりと、洋の東西を問わず夏は恐竜というイメージなのかと思う今日このごろです。
ブログをたどると、去年の今頃も、夏といえば恐竜と同じことを言って記事にしていたので、夏は恐竜という刷り込みはなかなか強烈のようです。
ということで今日紹介するCDは、「熱血最強ゴウザウラー」のオープニングテーマが収録されたCDです。
この作品は1993～1994年にテレビ東京にて放送された「エルドランシリーズ」の3作目で、春風小学校の6年2組のメンバーがザウラーズ（SAURERS)となって、恐竜をモチーフにしたメカである、マッハプテラ・ランドステゴ・サンダーブラキオと、それが合体したロボであるゴウザウラーを操り機械化帝国に立ち向かうという作品です。
オープニングテーマはシリーズ通じて「KEEP ON DREAMING」が使用されましたが、前期はSeraphimが、後期はSAURERS（高乃麗、林原めぐみ、天野由梨、島田敏、篠原あけみ）によるバージョンとなっています。
今回はSeraphimバージョンの方のCDです。
Seraphimは、安部法子、阿部かな、西山みどりの3人組バンドで、アニソンとしては他にもOVA「なつきクライシス」のエンディングテーマも歌っています。
活動期間としては短かったのか、なつきクライシスの楽曲以降はリリースもなくフェードアウトしてしまったようです。
エルドランシリーズは従来のロボットアニメ然とした力強い楽曲というよりは、登場人物の心情に寄り添うような芯の強さがありますが、ご多分に漏れずこの楽曲も爽快感もありつつ、タイトルをサビに持っていくという王道アニソンのスタイルも踏襲した楽曲になっています。
暑い夏でもサラリと聞けるアニソンだと思います。

KIDA-51　1993/02/24発売
発売元・販売元：キングレコード
レーベル：スターチャイルド

1.KEEP ON DREAMING
作詩：松葉美保、作曲：西岡治彦、編曲：岩本直樹
2.Prescious moment
作詩・作曲：阿部香苗、編曲：西山みどり・SERAPHIM
3.KEEP ON DREAMING（オリジナル・カラオケ）

ジャケットにバーコードが貼りついていますが、剥がすのを失敗してしまったのでそのままにしています…。

今日紹介するCDは、1990年にフジテレビ系にて放送された世界名作劇場の16作品目、私のあしながおじさんの主題歌のCDです。
この作品はアメリカの小説家、ジーン・ウェブスターが原作の「あしながおじさん」を日本にてアレンジしアニメ化したもので、孤児院で暮らす13歳のジュディが、”あしながおじさん"に見出されて高校へ進学できることになり、そこでの生活とあしながおじさんとのやり取りを描き、途中忍び寄る戦争の影などの不穏な展開も乗り越え最終的には彼と結ばれるという結末になっています。
交通遺児の方の経済的な支援を行っているあしなが育英会の「あしなが（あしながさん）」もこの作品から引用していると思われます。
タイガーマスクにしろ、自らは名前も名乗らず、それでも誰かに手を差し伸べるという行為は、何が何でもアピールをすることを好とする今のSNS全盛時代においては、ややもすると無粋ともされがちですが、それでもやっぱり、自分の存在を抜きにして、誰かを救いたいという気持ちもやっぱりいいものではないのかなと思うところです。

主題歌を歌っているのは、主人公のジュディの声も演じている堀江美都子さんです。
伸びやかで快活なボーカルはまさしくジュディのポジティブさともリンクしていて、主題歌ともベストマッチしている楽曲になっています。いずれの楽曲も作詞を来生えつこ、作曲を来生たかおの姉弟が手掛けています。

CC-8399　1990/02/01発売
発売元・販売元：日本コロムビア

1.グローイング・アップ
作詩：来生えつこ、作曲：来生たかお、編曲：信田かずお
2.キミの風
作詩：来生えつこ、作曲：来生たかお、編曲：信田かずお
コーラス：SHINES

お盆も過ぎたというのに連日の猛暑日で、いつまでも夏が続くかのように思えてうんざり気味のこの頃ですが、それでもやっぱり夏を感じていこうということで今日紹介するのがこのCDです。

夏といえば花火、ということでそのものズバリそのタイトルになっている楽曲です。
歌っているのは堀江淳、田村裕子によるユニットです。「水割りをください」という歌いだしで大ヒットしたメモリーグラスを歌っていた堀江淳です。
この「花火」はアニソンではありませんが、Spoonとしては2000年にテレビ東京にて放送された「ドキドキ伝説 魔法陣グルグル」のエンディングテーマ「西の空へ」をリリースしています。
恋心を花火になぞらえ、会うたびに思いが膨らみ、それが苦しくなるけどそれでも好きになって良かったと綴る歌詞は情熱的でそれも夏らしい楽曲ではないかと思います。
収録されているのはSpoonの2人による歌唱の「花火」と、作詞・作曲を手掛けた堀江淳によるソロ歌唱バージョンの「HANABI」の2曲です。
いずれもアレンジが異なっているので聴き比べてみるのもいいかもしれません。
堀江淳さんのハイトーンボイスがどちらのバージョンでも切なさと甘美さを響かせている楽曲だと思います。
男性の高音のボーカルで歌声がメモリーグラスの当時とほとんど変わらないというのにも驚きますね。

AIDT-5044　1999/06/19発売
発売元：SMEJ Associated Records、販売元：ソニー・ミュージックエンタテインメント

1.花火
作詞・作曲：堀江淳、編曲：勝守オサム・井手泰彰
2.HANABI
作詞・作曲：堀江淳、編曲：鈴木豪
3.花火（オリジナル・カラオケ）

ここのところ早朝出勤で早く寝てたり、昨日は熱中症で寝込んでたりでなかなかブログを書けなかったのですが、今日はそれも一段落ついたので久しぶりにCD紹介です。
1997年に発売されたOVA版の「レイアース」の主題歌「All You Need Is Love」が収録されたCDです。
1994～1995年に放送されたテレビアニメ「魔法騎士レイアース」とはストーリーの連続性はないOVAオリジナルのストーリーになっていて、キャラクターデザインもテレビ版とは異なっています。
全く別ものといってもいい2つの作品ではありますが、主題歌の歌唱は引き続き田村直美さんが担当しています。
ヘビメタ調のイントロからはじまり、疾走感のあるボーカルとストリングスを多用したメロディの楽曲で、聞いていてとても爽快な楽曲です。
収録されているのはAll You Need Is Loveとそのカラオケ、そしてOVAのサイズのバージョンと思い切った一枚です。

PODX-1029　1997/07/24発売
発売元・販売元：ポリグラム
レーベル：Primitive
1.All You Need Is Love
作詞：田村直美、作曲：田村直美、Joey Carbone、編曲：鷹羽仁、月光恵介
2.All You Need Is Love（オリジナル・カラオケ）
3.All You Need Is Love（OAVバージョン）

ブログを書いている内に日付が変わってしまいましたが、8月15日は終戦の日でした。既に78年が経ち、1868年の明治維新から終戦までの期間（77年）より長い戦後の時間となりました。
当時を経験した人もどんどん減りつつあるのにつれて、ロシアのウクライナ侵略をきっかけに、世界は再び分断しつつあるようにも思います。
ロシアの一方的な侵略に分があると個人的には到底思えないのですが、ロシアにしてみればロシアとしての正義（大義名分）があるものでもあるのでしょう。
それぞれの立場で「正しさ」の軸足は異なるということが現実としてある中で、その衝突する正しさにどう折り合いをつけていくのか考え、そしてそれに対して武力で解決しようとする動きに対してノーを突きつけていくことを同時に行っていくことが大切なのかなと個人的には思います。

そんな今日紹介するCDは、正しさ（誤り）を一方的に決め付けることの葛藤を歌詞にした「question at me」です。
テレビ朝日で1999年に放送されていた特撮ドラマ「千年王国Ⅲ銃士 ヴァニーナイツ」のエンディングテーマとして起用されていた楽曲で、作詞と歌唱を林原めぐみさんが担当しています。
「本当は何が正しいの 間違ってるの 人は裁けない 誰もが迷っている」というサビの歌詞は、お互いの正義がぶつかり、正しさ（間違い）を安易に決めることができないという難しさを綴っているのではないかと思います。
はたから見れば一方的に断罪できるようなことでも、別の側面から見ると必ずしもそれだけではない理由がある、単純ではないからこそ、そこで対話をしてお互いの考えを解きほぐしていくことが大切なことであると気づかせてくれるような気がします。

私も近視眼的に物事を判断することが多いので気をつけないとな・・・

KIDA-180　1999/05/28発売
発売元・販売元：キングレコード
レーベル：スターチャイルド
1.question at me
作詞：MEGUMI、作曲：佐藤秀俊、編曲：五島翔
2.～それから～
作詞：MEGUMI、作曲：佐藤秀俊、編曲：五島翔
3.question at me(off vocal version)
4.～それから～(off vocal version)

コナミがリリースしているアーケード麻雀ゲームの「麻雀ファイトガール」において、「ときめきメモリアル」のメインヒロインである藤崎詩織が参戦するというニュース。

清純派ヒロインの優等生という、麻雀とは一番縁遠いキャラクターというギャップも面白いですが、これにあたりボイスの新録もあったりと、なかなか気合が入っているなぁと思うとともに、まさかこんな形で登場することになるとは、本人も中の人も思わなかったんだろうなぁと。
これをきっかけに麻雀にドはまりして、数年後にタバコ吹かしながら雀荘で髪の毛をボサボサかきながら雀荘で打つ藤崎詩織の姿というのを想像するのもちょっとおもしろいかもしれないですね。

そんな藤崎詩織参戦に関連して、この麻雀ファイトガールで使われている藤崎詩織のモーションが、デビューシングルである「教えてMr.Sky」での動きと同じというツイートに便乗して、そのPVを作っていたという方のツイートが流れてきて更にビックリ。

絵コンテとか貴重な資料も今になって見られるとは・・・というか、作画タツノコプロだったのね（オープニングのアニメーションの製作も担当していたらしい）。
ちなみにこのPVはときめきメモリアルのファンディスク「ときめきメモリアルSELECTION 藤崎詩織」に収録されています（カップリングの「風と一緒にいこう」も収録）。
CDTVでこの曲が初登場ランクインしたときにも流れていましたね。
それも含めて懐かしい。

今日紹介するCDは、1994年にTBS系で放送されていたテレビアニメ「ヤマトタケル」の2代目OP/EDが収録されたCDです。
ちなみに初代OP/EDはGLAYの真夏の扉／RAINでGLAYの1st、2ndシングル（RAINが1st、真夏の扉が2nd）になります。
この作品はタイトルの通り日本神話をモチーフにしたロボットアニメで、主人公のヤマトタケルをはじめキャラクター名称が神話由来で、ロボットが仏像などをイメージしたデザインだったり、キーアイテムが三種の神器にちなんでいたりと、当時はふーんと流していたものの今改めて見返すと色々発見がありそうなアニメでもあります。
最初のテーマソングは明らかにGLAYの箔付けのためのタイアップという意味合いが強かったですが、サウンドトラックはキングレコード（スターチャイルド）からリリースされており、楽曲制作はキングレコードの主導で行われていたこともあってか、二代目のこの主題歌からはキングレコードからのリリースとなっております。
歌っているのは濱崎直子さんです。1988年にロックバンド"レプリカ（Replica）"のボーカルとしでデビューし、その後1994年にソロでCDをリリースしたその1枚目がこの「Flower of Desert」です。
このCDのリリースの後にアニソンを2枚リリースしており、それぞれ「エルフを狩るモノたち」「エルフを狩るモノたちⅡ」の主題歌に起用されました（いずれもエアーズからのリリース）
（AYDM-119 浜崎直子 Angel Blue／天才は最後にやってくる  https://ane-memi.blog.ss-blog.jp/2021-10-15 　）
力強いボーカルに疾走感と熱気を感じるアレンジがバッチリはまったオープニングテーマの「Flower of Desert」と、アコースティックギターの弾き語りでしっとり歌い上げるエンディングの「Twilight Songs」。動と静の歌声が楽しめるメリハリの効いた一枚になっています。

KIDS-205　1994/09/21
発売元・販売元：キングレコード
レーベル：スターチャイルド

1.Flower of Desert
作詩：山中真一・濱崎直子、作曲：山中真一、編曲：山中真一・矢吹俊郎
2.Twilight Songs
作詩・作曲・編曲：濱崎直子
3.Flower of Desert（オリジナル・カラオケ）
4.Twilight Songs（オリジナル・カラオケ）

今日紹介するCDは、東京FM（TFM）とバファリンがコラボした、"BUFFERIN SPECIAL ISSUE "のCDです。
このCDはシリーズ化され、バファリンL（現バファリンルナ）とコラボした"BUFFERIN L SPECIAL ISSUE"は少なくとも第6弾まで登場しました。
いずれもソニー・ミュージックの委託生産による非売品CDで、ノベリティグッズとして配布されていたものと思われます。
今回のCDはVol.表記もないものなのでおそらく第一弾CDで、コラボしているのはバファリン乗りもの酔い止めです。
ちなみにこの製品は現在は終売となっています。
CDのタイトルはBefore Blue Timeで、3曲の80年代にリリースされた洋楽が収録されています。
3曲とも清涼感あるバラードで、車酔いにスーッと効きそうな気がしなくもないラインナップだと思います。
青を基調にしたジャケットのデザインも爽快感がありますね。

TDDD-90074　非売品（1993年配布）
製作：ソニー・ミュージックエンタテインメントジャパン
プロデュース：TOKYO FM

1.BELIEVE IN ME／DAN FOGELBERG
2.WHATEVER HAPPENS／BILL WITHERS
3.TENDER LOVE／FORCE M.D.'S

今日は8月2日。
語呂合わせでバニーの日ということで、うさぎにちなんだCDの紹介です。
美少女戦士セーラームーンR、セーラームーンのキャラソンです。
このCDはセーラー戦士の5人（ムーン、マーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナス）分がリリースされていて、セーラームーンはそのトップバッターとなります。
ちなみにジャケットの裏面を合わせると一枚の絵になります（ここらへんはキャラソンあるあるですね）が、まだ全部集まっていないので、少しずつ買い進めていかないといけませんね…。

収録されているのはキャラクターの自己紹介モノローグ、詩の朗読、そして最後にキャラソンという構成で、セーラームーンの魅力を余すところなく表現した一枚になっています。
2トラック目の朗読パートでは、いつものセーラームーン（月野うさぎ）とは雰囲気が一変し、慈愛に満ちたようなしっとりと優しい声でポエムを読み上げており、これもこれでぐっとくるものがあります。
そしてキャラソンはポップスナンバーではあるのですが、歌っている三石琴乃さんの聞いていてちょっと不安になるような、たどたどしい歌い方がちょっとクセになる一曲です。
CODC-378　1994/03/01発売
発売元・販売元：日本コロムビア
1.プロローグ
脚本・構成：柳川茂、使用曲：I am セーラームーン
2.ポエム
作・構成：白峰美津子、使用曲：愛はエナジー（オルゴールバージョン（編曲：小坂明子））
3.愛はエナジー
作詩：芹沢類、作曲・編曲：永井誠
4.愛はエナジー（オリジナル・カラオケ）