8cmアニソンCDを懐古する。

今日紹介するCDは、1998～1999年にテレビ大阪制作で、テレビ東京系にて放送されていたアニメ「ガサラキ」のエンディングテーマです。
歌っているのは前々回の記事と同じく種ともこさんです。
ガサラキのオープニングテーマ「MESSAGE #9」も同じく種ともこさんが歌っていますが、こちらはマキシシングルでのリリースとなっています。
同日のリリースであるものの、エンディングは8cmCDで、オープニングはマキシシングルと、それぞれ異なる媒体での発売という珍しい形態ですが、制作スケジュールの都合など何らかの事情があったのでしょう。

さて、8cmCDでのリリースとなったこちらのCDですが、その形状をいかしたジャケットになっています。

本作のヒロインであるミハル(CV.金月真美)が一点をじっと見据えて弓を引こうとしているイラストの脇に作品のタイトルロゴが配されたデザイン。
横長(16センチ)のジャケットの左右いっぱいに使ったデザインは迫力十分だと思います。
これをマキシシングルの正方形(一辺12センチ)で表現しようとすると、全体を縮小しないといけなくなり、余白が多いものになってしまったのではないかなと。
いいデザインのジャケットだなと眺めるたびに思います。

このCDはエンディングテーマのLOVE LETTERとそのTVサイズ、カラオケの収録となっています。
新居昭乃さん作編曲の民族音楽調の荘厳で神秘的なアレンジに、力強くも包容力のあるボーカルが合わさった一曲です。

VIDL-30360　1998/10/21発売
発売元・販売元：ビクターエンタテインメント
1.LOVE SONG
作詞：種ともこ、作曲、編曲：新居昭乃
2.LOVE SONG(TV Version)
3.LOVE SONG(オリジナル・カラオケ)

今日、行きつけと言うほどではないけど、おおよそ月1回くらいのペースで伺っていた、真岡にあった中古音楽ショップが閉店するということで、最後の挨拶がてら何枚かCDを買ってきました。
店長が同郷だったりと色々話が弾んだり、行くたびに面白い音源があったりと、とても居心地のいい空間でいつまででもいたいと思うようなところでした。
来年に茨城の古河の方で、敷地を拡大しリニューアルしたいと話をしていたので、それを楽しみにもうしばらく頑張って生きていこうかなと思うところです。
店長お疲れさまでした、そしてありがとうございました。
ということで今日はそこで買ったものの中からの一枚です。
昨日に続きカバーソング関係の楽曲になりますが、今日はオリジナルの方ではなくてカバーソングの方です。
オリジナルは、1984年11月5日にリリースされた飯島真理さんの4枚目のシングルで、このCDは1996年にTBSで放送されていた昼のドラマである愛の劇場の「ラブの贈りもの」の主題歌として起用された「1グラムの幸福」です。
オリジナルはTBSのクイズ番組「わくわく動物ランド」のエンディングテーマだったので、TBSつながりになっていますね。
このカバーバージョンを歌っているのは近藤名奈さんです。
1993年にデビューし、現在はボイストレーナーや楽曲提供、プロデューサーと裏方で音楽活動を続けています。
また、2015～16年に放送された「おそ松さん」の第一期の挿入歌「希望の星」の歌唱も手掛けました。

さて、この「1グラムの幸福」は12枚目のシングルとなります。
オリジナルは、飯島真理さんのメロウな歌声とコミカルなアレンジでとても楽しげな楽曲ですが、こちらは清涼感のあるアレンジと、90年代の女性シンガーの正統派とも言えるような爽やかなボーカルで、聴いていて心地よい楽曲になっていて、原曲の良さをちゃんと残している良カバーだと思います。
そんなに沢山幸せなことが日常で起こることはそうそうないので、日々小さな幸せを見落とさないで生きていきたいものです。

FHDF-1567　1996/08/07発売
発売元・販売元：ファンハウス

1.1グラムの幸福
作詩：松本隆、作曲：飯島真理、編曲：斎藤誠
2.小鳥のように
作詩：近藤名奈・鮎川めぐみ、作曲・編曲：斎藤誠
3.1グラムの幸福(オリジナル・カラオケ)

今日の通勤の帰りついでに一時間位近所をドライブしていたときに聴いていたラジオのゲストがJUJU(そっくりなスナックのママという設定)で、来年2月に東京ドームで開催されるライブ(スナックJUJU 東京ドーム店)を絡めて、当人の音楽遍歴について語っていました。
そしてこのライブも、それをベースにしたカバーソングをスナックのママに扮したJUJUが歌い上げるというスタイルで展開されていますが、いつか生で聴いてみたいものです。

そんな話を聞きながら運転している時にふと、自分の好きなカバー曲ってなんなんだろうなと思いを巡らせていたとき、國府田マリ子さんの「笑顔で愛してる」が浮かんできました。
最初に知った彼女の楽曲がこれで、当時はカバー曲だということは知らなかったのですが、歌詞の優しさとメロディがずっと印象に残っていて今も時々聞く楽曲です。
後にオリジナルの存在をを知ることになり、どこかの古本屋かで20年近く前に偶然見つけたのが今日紹介するCDです。
歌っているのは種ともこさんです。
1985年12月21日に「YOU'RE THE ONE」でデビューしたシンガーソングライターで、「笑顔で愛してる」は9枚目のシングルになります。
「笑顔で愛してる」は、エレピとギターを基本としたシンプルなアレンジと、独特のウェッティで包容力のある歌声に、ストレートに自分の溢れ出る愛を綴った歌詞がハマった一曲で、マリ姉のカバーともども名曲であることは言うまでもないと思うところです。
カップリングの「屋上へゆこうよ」も同じくマリ姉によってカバーされていて、こちらはアルバム「やってみよう(KICS-7615)」「カラフル(KMCS-18)」に収録されています。

CSDL-3032　1989/11/22発売
発売元・販売元：CBS/ソニーレコード
1.笑顔で愛してる
作詩・作曲：種ともこ、編曲：西平彰
2.屋上へゆこうよ
作詩・作曲：種ともこ、編曲：奈良部匠平

昨日の11月21日は、今から114年前の1889年に東銀座(開業当時は木挽町)に歌舞伎の演舞場の歌舞伎座が開場したことに因んで歌舞伎座開業記念日となっています。
開場当時の建物は戦災で消失してしまったものの、1950年に再建し、それも老朽化に伴い2013年に今の建物に建て替えられています。
歌舞伎座の和風建築の上にオフィスビルが伸びるという、お世辞にも粋とは言えないような構造だと思いますが、背に腹は代えられない事情があるのでしょう。
ということで、今日はそんな歌舞伎っぽい楽曲の紹介です。
カブキロックスが歌っていた「剣勇伝説Y∀IBA」の主題歌CDです。
このアニメは、青山剛昌原作で週刊少年サンデーに連載されていた「YAIBA」を1993～1994年にテレビ東京系にてアニメ化された作品で、主人公の鉄刃(くろがねやいば)の声は名探偵コナンの主人公と同じく高山みなみさんが演じていました。
主題歌を歌うカブキロックスはTBS系列で放送されていたオーディション番組「いかすバンド天国」からデビューした歌舞伎を模したビジュアルのバンドで、アポロンからデビューし、2枚目のシングルはテレビアニメ版のドラゴンクエストのエンディングテーマ「虹の都」でした。
その後東芝EMIに移籍した最初のシングルが今日紹介する「勇気があれば／神智学なき戦い！」で、再びアニメタイアップとして起用されました。
ビジュアルこそイロモノの雰囲気はありますが、音楽は正統派のバンドサウンドで、特にオープニングテーマの「勇気があれば」は聴いていてポジティブになれる楽曲です。
2曲目は大槻ケンヂが歌詞を担当したコミカルな歌詞を陽気に歌い上げ、こちらも聴いていて楽しくなれますね。
アニソンらしいアニソンだと思います。
TYDY-2047 1993/05/07発売
発売元：ユーメックス、販売元：東芝EMI
レーベル：FUTURE LAND

1.勇気があれば
作詞：氏神一番、作曲：大槻セイシロー、編曲：カブキロックス＆角田英之
2.神智学なき戦い！
作詞：大槻ケンヂ、作曲：網倉一也、編曲：カブキロックス

「真夜中のドア」「青い珊瑚礁」などの作詞を手掛け、80年代の日本のポップス界を代表する作詞家の三浦徳子さんが、今月6日に逝去されていたというニュースが今週流れ、ここでお悔やみを申し上げるとともに、様々な楽曲に命を吹き込んでいただけたことを改めて感謝申し上げます。
このブログでも紹介した楽曲の中でも三浦さんが作詞した楽曲が何曲かあります。
K10X-23028 森口博子 サムライハート／BE FREE #8cmCD https://ane-memi.blog.ss-blog.jp/2021-10-20

NEDA-10002　デジモンアドベンチャーエンディングテーマ　I wish／前田愛 https://ane-memi.blog.ss-blog.jp/2014-03-02

PCDA-00036 リトル☆デイト／ribbon　#8cmCD https://ane-memi.blog.ss-blog.jp/2019-09-18

そして、今日紹介するCDの内、CAT'S EYEの主題歌も作詞を担当しています。

このCDは、杏里の過去にリリースしたシングルを8cmCDにて再販したもので、1曲目には代表曲ともいえる「悲しみがとまらない(オリジナルは1983/11/05発売)」が、そして2曲目に「CAT'S EYE(オリジナルは1983/08/05発売)」が収録されています。
CAT'S EYEの方が先にリリースされていたんですね。

ちなみにシングルとしてはそれぞれ13枚目、14枚目になります。

過去のレコードの音源をCDに再販するパターンは当時よく見られましたが、このCDとデビュー曲の「オリビアを聴きながら」の再販版のCDが同日にリリースされています(品番は10KD-20)。

「CAT'S EYE」は同タイトルのテレビアニメの主題歌として起用され、美術品を盗む怪盗キャッツアイの妖艶さと洗練された雰囲気を綴った歌詞は、作品のテーマ性を描きながらも、ポップスミュージックの楽曲としても高い完成度で、今聞いても古臭さを感じさせない、まさしく輝き続ける宝石のような楽曲であることは誰もが思うところなのかなと思います。

10KD-21　1988/05/21発売
発売元・販売元：フォーライフ・レコード

1.悲しみがとまらない
作詞：康珍化、作曲：林哲司、編曲：角松敏生・林哲司
2.CAT'S EYE(NEW TAKE)
作詞：三浦徳子、作曲：小川裕一郎、編曲：角松敏生

今Twitter(意地でもXと言うつもりはない)を眺めていたら、"#自分が持ってるレアだと思う円盤を晒せ"というハッシュタグがトレンドに上がっていました。
ジャンルや媒体を問わず、様々な珍しい音源や映像作品のディスクの画像が流れてきていて、これは面白いとずっと眺めていたくなるようなものでしたが、翻って自分がそういうものを持っているか探してみたものの、どうにもこのハッシュタグに合致し、わざわざアップまでするようなものもなかった(ないことはないけど、どうにもしっくりこない)ので、敢えてここでは自分以外にも結構な人が持ってるであろう、特段レアでもない円盤の紹介です。
ということで、

当時爆発的な人気となり291.8万枚売り上げ、オリコン歴代売上でも4位となっているだんご3兄弟。
まだ家のどこかにあるという人も多いのではないかと思います。

こちらは1994年に発売され202万枚を売り上げ、昨年の紅白歌合戦でも歌われた、恋しさと せつなさと 心強さと／篠原涼子 with t.komuro

このCDを集めているCDコレクターがウチのフォローしている人にいるので、今度どこかで見つけたときは確保して置こうかなと思います。

稀覯書みたいな、めったにお目にかかれないものを持っているというのも収集家にとってのひとつのステータスではありますが、そういうめぐり合わせはそうそうないものではあるので、ここは敢えてよく見かけるものを紹介するのも収集者の一つの在り方でもあるのかなとはということで、今回はそういう切り口で紹介をしてみました。

https://ishiokataro.com/ (石岡タロー公式サイト)

茨城の石岡で実際にあった出来事をもとにした映画、石岡タローを先週、つくばのシネプレックスつくばにて観に行ってきました。

撮影期間中にコロナ禍があり、制作期間が3年と長くなったものの、移動の制限のある中、エキストラの出演者の大半が県内の人で、スタッフも茨城出身者が多くなったという、ある意味で県を挙げて作られたと、監督である石坂アツシさんが今夜流れていたラジオで話していた映画。
昭和の時代、玉造町(今の行方市)で暮らしていた犬が石岡駅で元の飼い主からはぐれ、その後石岡市内の小学校で飼われるようになり、タローと名付けられ生徒に可愛がられる存在に。
しばらくするとタローが小学校から数キロ離れた石岡駅まで毎日通うようになり、17歳で死ぬまでそうして通い続けていたものの、なぜそうしていたのかは誰にも分からなかったという話です。
渋谷の忠犬ハチ公さながらの振る舞いで、駅に通い、待つその姿は市民からも親しまれていたとのこと。
犬がとことこと駅に向かって走るシーンの健気さやクライマックスでは思わず私もうるっと来てしまいました。
また、舞台が昭和ということもあり、物語に登場する町並みや車にもかなりこだわっていて、のどかないなか道を旧車を走る様子や、演者の衣装や髪型などは当時を偲ばせるには十分なものだったんじゃないかと思います。
久しぶりに心が洗われるような映画でした。

そして今日、古河市の古河公方公園で開催されていたドッグフレンドリーフェスタという犬のイベントに、映画に主演した3頭の犬の内、成犬期を演じたチャビと老犬期を演じたダイが映画のブースにやってくるということで行ってきました。

12時頃にダイ(上)がやってきて、会場内を脱走してたとかでその1時間弱後にチャビ(下)も登場。
その後、監督と、作中でタローの飼い主だった用務員の娘役の青木日菜さんとで記念撮影が行われ、私もそれに参加。

持参したパンフレットに、監督のご厚意でサインまでしてくださり本当に感無量でした。本当にありがとうございました。

また改めて犬たちの振る舞いを細かく見るために再度映画を観に行きたいところ。

今年の日本シリーズは、10年ぶりに7戦目までもつれ込むという激戦になったようで、阪神タイガースが7戦目を制し1985年以来38年ぶり2回目の日本一に。

そういえば、家に六甲おろしのカセットテープがあったことを思い出す。多分その時に買ったものだろう。今はすでに処分されてしまったのかもう目にすることはないけれど……。

特段阪神ファンというわけでもない(というか野球自体が好きでもない)けど、六甲おろしのカセットテープのことが妙に印象に残っていたので、もののついでにブログにそれを書き記しておくのも悪くないなと思った次第。

六甲おろしの音源は手元にない(8cmCDも実在はするらしい)ので、茶トラ猫が主人公の作品のホワッツマイケルのCDをば。
星空のエ"トラ"ンゼということでここはどうか……。

今日紹介するCDは、昨日紹介したCD
(VIDL-10831 TBSアニメ―ション 逮捕しちゃうぞ エンディングテーマ Thank you, love／寺田恵子～美幸TYPE  https://ane-memi.blog.ss-blog.jp/2023-11-03 )と同時にリリースされた同タイトルCDの内、もう一人の主人公である辻本夏実(CV.玉川紗己子)のキャラソンが収録されたものです。
構成はエンディングテーマ、そのカラオケ、ミニドラマ、キャラソンと昨日のCDと同じです。

このCDでフィーチャーしている主人公の一人である辻本夏実は、作中でも豪快で情に厚い熱血漢というキャラクターですが、レコーディング前のやりとりをネタにしたドラマパートでも、同僚の中島巡査と丁々発止のやりとりをしています。また、このやりとりの後に流れるキャラクターソングもロックテイストのポジティブな楽曲になっています。

VIDL-10830　1996/11/25発売
発売元・販売元：ビクターエンタテインメント

1.Thank you, love
作詞：寺田恵子、作曲：柿島伸次、編曲：渡辺格
2.Thank you, love(オリジナル・カラオケ)
3.実録レコーディングドキュメント～夏美の場合
脚本：横手美智子
出演：玉川紗己子、島田敏、正宗一成、清水美香、高井香里
4.Hey! Magic!!
作詞：横山武、作曲：川野美紀、編曲：米光亮
歌：玉川紗己子

今日紹介するCDは、テレビアニメ「逮捕しちゃうぞ」のエンディングテーマと、主人公である小早川美幸(CV.平松晶子)のキャラクターソングが収録されたCDです。
ちなみにもうひとりの主人公である辻本夏実(CV.玉川紗己子)のキャラソンが収録されたバージョンもあり、こちらは夏美TYPE(VIDL-10830)と銘打っており、このCDと同日にリリースされています。
エンディングテーマのThank you, loveは寺田恵子さんが歌っています。
1981～1991年に、ロックバンドSHOW-YAのボーカルとして活動をしその後脱退。
その後再結成まではソロで歌唱活動を行い、このCDは6枚目のシングルとなります。
川や季節のように時間が流れていくけど、それでも変わらない気持ちを綴った歌詞を、アコースティックギターのイントロからはじまる落ち着いた雰囲気の楽曲で、それを艶っぽい歌声で歌いあげています。
4トラック目には小早川美幸のキャラソン「こんな晴れた午後は」が収録されていますが、その前のトラックには、この曲を歌うまでの、レコーディングスタジオでのドタバタを描いたミニドラマもあり、ミニドラマを踏まえて聞くと曲の聞こえ方が変わってくるような気がします。
キャラクターソングの「こんな晴れた午後は」はまさしく今日みたいな日に聞きたいミディアムテンポの楽曲。
こんな晴れた午後にはバイクででかけて夕日を見に行こうという歌詞のような一日でした。

晴れた日はでかけたくなりますね。

VIDL-10831　1996/11/25発売
発売元・販売元：ビクターエンタテインメント

1.Thank you, love
作詞：寺田恵子、作曲：柿島伸次、編曲：渡辺格
2.Thank you, love(オリジナル・カラオケ)
3.実録レコーディングドキュメント～美幸の場合
脚本：横手美智子
出演：平松晶子、堀秀行、正宗一成
4.こんな晴れた午後は
作詞：横山武、作曲：柿島伸次、編曲：米光亮
歌：小早川美幸with N