タケの花 [花日記]
タケは一般的に数十年~百年に一度だけ花を咲かせその後枯れる植物で、発芽から枯死までの期間が非常に長いので木のようではありますが、組織が木質化せず(硬くはなるものの)、年輪も形成しないので草に分類されるという説もあったりと、木と草の両方の性質を持つという不思議な植物でもあります。
15年近く前に、東京から北関東の地方都市に引っ越してからタケは身近にある植物になったのですが、今まで花は見たことがないし、開花までの期間も非常に長いこともあり多分一生見ることはないんだろうなと思ってはいたのですが、思いがけず遭遇することができてテンションが上がりました。
偶然にも同じ日に、出発前に見ていたテレビ番組の視聴者投稿のコーナーで、家で育てているタケが花を咲かせたという写真が紹介されていたので、もしかしたら今年はタケの開花の当たり年なのかもしれませんね。
ともあれ珍しいものを見た一日となりました。
タネが成熟する時期にまた再訪してタネ採りをしにいきたいものです。
食べられるらしいけどどんな味がするのか気になるところです。
15年近く前に、東京から北関東の地方都市に引っ越してからタケは身近にある植物になったのですが、今まで花は見たことがないし、開花までの期間も非常に長いこともあり多分一生見ることはないんだろうなと思ってはいたのですが、思いがけず遭遇することができてテンションが上がりました。
偶然にも同じ日に、出発前に見ていたテレビ番組の視聴者投稿のコーナーで、家で育てているタケが花を咲かせたという写真が紹介されていたので、もしかしたら今年はタケの開花の当たり年なのかもしれませんね。
ともあれ珍しいものを見た一日となりました。
タネが成熟する時期にまた再訪してタネ採りをしにいきたいものです。
食べられるらしいけどどんな味がするのか気になるところです。
そして肝心の山歩きは途中で腹が痛くなったり、脱水と血糖値不足で身体に力が入らなかったりと散々ではありましたがw
加波山~きのこ山山歩き [花日記]
見かけた植物でそんなに珍しいものがあるというわけではないですが、日向に咲くウツボグサの清涼感ある紫色の花や、林縁で風にそよぐキツリフネの花、そして、林内の薄暗い木の根元で幽幻とした佇まいで咲くギンリョウソウなど、三者三様の生き様で花を開く様を見るのは山登りの楽しみの一つです。
サンショウやモミジイチゴの実も美味しそうになっていました。
モミジイチゴは一つつまんでみましたがちょっと味が薄くてちょっと早かったのかも。
サンショウの実は一粒かじって口が痺れるほどの強烈な刺激を楽しんで暑気払い。
もう少し若いタイミングで収穫して佃煮にするといくらでも食べられるけど、食べ過ぎてお腹壊しちゃうんだよね…。
モミジイチゴは一つつまんでみましたがちょっと味が薄くてちょっと早かったのかも。
サンショウの実は一粒かじって口が痺れるほどの強烈な刺激を楽しんで暑気払い。
もう少し若いタイミングで収穫して佃煮にするといくらでも食べられるけど、食べ過ぎてお腹壊しちゃうんだよね…。
この地域にはオフロードバイクの走行場があることもあってか、林道伝いに山までバイクで来る人がいるのですが、登山道にまで入る不届き者もたまにいるようで、あちこちにこういう立て看板があります。
マウンテンバイクではなくて、マウンティンバイクという綴りになっているのが趣深いですね。英語っぽくしようとしたらこういうことになってしまったのでしょうか…。
足尾山を経由し、きのこ山までいったところで体力的に厳しくなったので林道経由で下山したのですが、その林道は過去の大雨やバイクの走行などにより道が崩壊し荒廃。これが何キロも続いている有様でした。
(ここ以外にも一本杉峠から真壁長岡方面に分かれる林道も同じように荒れ果てた状態)
多分ここもこのまま打ち捨てられるのだろうと思いますが、こんな道でも(だからこそ?)オフロードバイクとすれ違ったので、いざやってみると案外楽しいものなのかもしれませんね。
(ここ以外にも一本杉峠から真壁長岡方面に分かれる林道も同じように荒れ果てた状態)
多分ここもこのまま打ち捨てられるのだろうと思いますが、こんな道でも(だからこそ?)オフロードバイクとすれ違ったので、いざやってみると案外楽しいものなのかもしれませんね。
こんな感じの悪路+くねくね曲がる林道で数キロ歩かされ、たどり着いた麓の真壁城跡でバスに乗って戻ろうとするも数分前にバスが出てしまっていて、結局出発地点の加波山神社の里宮まで徒歩移動。休憩時間含めて7時間程度の所要時間でした。
登りで結構バテてしまったので、もう少し体力をつけて今度は加波山から筑波山まで歩いてみたいものです。
登りで結構バテてしまったので、もう少し体力をつけて今度は加波山から筑波山まで歩いてみたいものです。
ボウシュウタンポポ [花日記]
今日は仕事が休みだったので、鹿島灘~犬吠埼とドライブをしてきました。
砂浜でシーグラスや石を拾ったり、海岸植物を眺めたりとのんびりとしつつ、道中のリサイクルショップめぐりもしてきましたが、こちらは特段の収穫もなかったのがちょっと残念なところ。
砂浜でシーグラスや石を拾ったり、海岸植物を眺めたりとのんびりとしつつ、道中のリサイクルショップめぐりもしてきましたが、こちらは特段の収穫もなかったのがちょっと残念なところ。
人里とも山とも違う独特の植物が見られるのも海岸歩きの楽しみですが、その中でもとりわけ珍しいものがこのタンポポです。
千葉県にて新種記載されたというボウシュウタンポポです。
犬吠埼の手前にある砂浜に生えていました。恐らくカントウタンポポの海岸の環境に適応したタイプで、葉の厚さが他のタンポポに比べて厚く、葉脈周辺にシワが寄っているのが特徴になっています。
タネ(綿毛)をつけていたので一房分拝借し、家でまいて育ててみたいと思います。
砂ではなく土で育てたら形質が元に戻ったりしたりして…。
千葉県にて新種記載されたというボウシュウタンポポです。
犬吠埼の手前にある砂浜に生えていました。恐らくカントウタンポポの海岸の環境に適応したタイプで、葉の厚さが他のタンポポに比べて厚く、葉脈周辺にシワが寄っているのが特徴になっています。
タネ(綿毛)をつけていたので一房分拝借し、家でまいて育ててみたいと思います。
砂ではなく土で育てたら形質が元に戻ったりしたりして…。
春を訪ねて~桜川市磯部 #桜の日 [花日記]
今日は桜の日なんだそうです。
そんな日に偶然にも仕事が休みだったので、今住んでいるところの隣の市である、桜川市の磯部周辺まで花見に行ってきました。
そんな日に偶然にも仕事が休みだったので、今住んでいるところの隣の市である、桜川市の磯部周辺まで花見に行ってきました。
水戸線の羽黒駅から25分くらい歩いて着いた桜川磯部公園。
ここは、室町時代の活躍した世阿弥の謡曲である「桜川」の舞台ともなっている桜の景勝地で、この地域は奈良県の桜の名所である吉野にちなんで、東の吉野と称されているとのこと。
職場の所長からも、近くを車で通りがかった時に同じ話を聞いていたので一度は行ってみようと思い立って今日行くことになった次第です。
園内を歩いてみると、ソメイヨシノの他に様々な山桜の品種が植栽されており、折り重なる桜はそれなりに壮観ではありました。また、この公園から数分歩いたところにある櫻川磯部稲村神社では、境内裏手の枝垂れ桜(糸桜)が名物となっており、こちらでも山桜と満開の枝垂れ桜の共演を楽しむことができました。
この地域はスケールこそそれほど大きいわけではありませんが、ソメイヨシノだけではなく、様々な種類の桜が一緒に植えられているのが他の桜の名所で異なる特徴で、そういう意味では東の吉野というのも納得できるかなと思うところです。
この地域はスケールこそそれほど大きいわけではありませんが、ソメイヨシノだけではなく、様々な種類の桜が一緒に植えられているのが他の桜の名所で異なる特徴で、そういう意味では東の吉野というのも納得できるかなと思うところです。
ちなみに櫻川磯部稲村神社の写真がないのは、神社に行く途中にデジカメを落としてしまい壊してしまったためです…。ちょっとショックではありますが、カメラで記録できない分しっかりと目に焼き付けてきましたw
とはいえいい具合の距離を歩いていい休日になりました。
春を訪ねて―栃木・佐野 [花日記]
昨日のことですが、仕事が休みだったのでフラっと、栃木~出流観音~佐野の山間地域をドライブをしてきました。予定では栃木の星野から鹿沼の粕尾方面に抜け、足尾経由で日光へと足を伸ばそうと考えていましたが、鹿沼から足尾に行く道が積雪と凍結で通行止めということで、出流山を抜けて佐野へと急遽予定を変更。
栃木の星野方面にはここ数年恒例になっている、セツブンソウを観に行ってきました。
この時期になると花を咲かせ、春が本格的になると地上部が枯れてしまうスプリング・エフェメラル。
石灰岩地帯の山地だけに分布する植物なので観られる場所は限られるのですが、栃木市の星野地区は車で2時間もかからず、ドライブには丁度いい距離なんですよね。
そのセツブンソウはまだ咲き始めといった感じで、見頃には早かったかなと思うところですが、植えられているロウバイは満開で、周囲は春の香りに包まれていました。
そしてその後出流山の山道に沿って連なる石灰岩の採掘場を横目に出流観音を参拝した後、佐野の柿平地区へ。
ここは栃木の星野地区とは山を挟んだ向かい側に位置しており、こちらもセツブンソウの群生地になっていますが、こちらもまだ数輪程度しか咲いておらず、見に来る人も誰もいない状態。
ここは栃木の星野地区とは山を挟んだ向かい側に位置しており、こちらもセツブンソウの群生地になっていますが、こちらもまだ数輪程度しか咲いておらず、見に来る人も誰もいない状態。
しかし辺りには早咲きの桜が植えられていたり、少し歩けばの花を咲かせた梅があったりと、こちらも春を感じるには十分な場所でした。
たまにはこういうドライブもいいものですね。
花でも見て気持ちを落ち着けたい [花日記]
仕事やらなんやで最近ギスギスしてるので、花を眺めて過ごしたいということで、過去に撮った花の写真をば。
どこで撮ったかは忘れちゃったけどゲンノショウコ
足利の山で見かけたスミレの一種
銚子の犬吠埼付近で見かけたタンポポ。肉厚な葉なのが印象的。海岸付近に適応したタイプなのかな?
白花のノゲシ。幸手で見かけたもの。
筑波山で見かけたミヤマカタバミ
もっとうまく写真が撮れるようになりたいものです。
キンポウゲ科の春 [花日記]
何年ぶりかの花日記です。
昨日は休みだったので、栃木のみかも山公園の散歩と、四季の森星野にセツブンソウを見に行ってきました。
みかも山公園は三毳山全体が公園になっていて、標高自体は高くはない(200メートルちょっと)ものの、かなり急なアップダウンで息が上がるくらいで歩くには結構いい感じです。
かなりガスがかっていたので見晴らしは良くなかったですが、周りに高い建物もないのでて空気が澄んでいれば遠くまで景色が見渡せそうで、改めて再訪したいところです。
この公園は四季折々の花が楽しめ、今はザゼンソウが丁度見頃でした。
かなりガスがかっていたので見晴らしは良くなかったですが、周りに高い建物もないのでて空気が澄んでいれば遠くまで景色が見渡せそうで、改めて再訪したいところです。
この公園は四季折々の花が楽しめ、今はザゼンソウが丁度見頃でした。
園内をぐるっと2時間ほど歩いたところで、車を走らせ今度は栃木市の四季の森星野へ。
この地区には、石灰岩地を好むセツブンソウの群落があり定期的に訪れているのですが、この日は着いたのが午後4時近くと遅かったこともあってか誰も見てる人がおらず、
地面近くで小さく咲くセツブンソウとフクジュソウをじっくり楽しめました。
ズラッと一列に並んだフクジュソウの前に一輪だけ咲いていたのはユーモラスでしたね。
この地区には、石灰岩地を好むセツブンソウの群落があり定期的に訪れているのですが、この日は着いたのが午後4時近くと遅かったこともあってか誰も見てる人がおらず、
地面近くで小さく咲くセツブンソウとフクジュソウをじっくり楽しめました。
ズラッと一列に並んだフクジュソウの前に一輪だけ咲いていたのはユーモラスでしたね。
フクジュソウやセツブンソウ、そして遠くに咲いていて写真には撮れなかったものの、みかも山公園では雪割草も花を咲かせており、早春に咲くキンポウゲ科を満喫することができました。
これからどんどん咲く花が増えてくるので、これからの山歩きが楽しみですね。
これからどんどん咲く花が増えてくるので、これからの山歩きが楽しみですね。
ホテイソウ [花日記]
別名はウォーターヒヤシンス。
ぽっかりと水上に浮かべた葉の間から咲く薄紫色の花はしばし暑さを忘れさせてくれます。
水中の窒素やリンを旺盛に吸収し生長するので、富栄養状態の水質を浄化させようと導入されたものの、温暖な西日本では越冬し水面を覆い尽くすほど増え、それがまた問題になっていたりします。
自然をコントロールすることの難しさですね。
極楽浄土の花 [花日記]
犬の散歩コースに小さな池のある公園があり、ハスが植えられているのですが、今朝見たら一つ花を咲かせていました。
まだ完全に開いていませんが、それでも醸し出す存在感の大きさは、極楽浄土の花と言われているだけの事はあります。
この地下茎がレンコン。見ても楽しめるし、食用にもなる一石二鳥さ。
急に俗っぽい話になってしまいましたね。
タグ:レンコン
野良ペチュニア [花日記]
犬の散歩中に見つけました。
プランターや花壇のふかふかの土ではなく、雑草に囲まれ、カチカチの土でも花を咲かせる姿に、ペチュニアの持つ逞しさや底力を感じます。
こういうところでポツンと咲く園芸種の花というのもなかなか風情があるものです。