VIDL-115 角川映画「風の大陸」CDシネマ エンディングテーマ 凍る砂 #8cmCD [CD紹介]
家にいるときはあまりテレビをつけず、その代わりラジオをつけているのですが、いつも聞いているラジオの音楽番組で「アルペジオとは?」という特集をやっていて、アルペジオとは何を示すのかからはじまり(私もよく分からなかったけど、日本語では分散和音という表現手法らしい)、アルペジオが印象的な楽曲をゲストが紹介するという内容でなかなか面白く聞いていたのですが、ふと、手持ちのCDでアルペジオがきれいな楽曲はないかなぁと見つけたのが今日のCDです。
1992年に公開された映画「風の大陸」に先行して発売されたドラマCDの主題歌として起用されたものです。
「風の大陸」は1988年~2006年に富士見書房(現KADOKAWA)刊行のドラゴンマガジンの創刊号から連載されていたライトノベルで、富士見ファンタジア文庫の最古参ともいえる作品です。
序盤はリアルタイム世代ではなかったですが、中学のときから文庫を買い進めて最終巻まで読了しました。
超古代大陸のアトランティスを舞台に、自然(の精霊)を操る能力を持ったティーエが、道中連れあった仲間と合わせて大陸の崩壊を救うという話ですが、剣と魔法の王道ファンタジー作品はワクワクするものです。
以前(と言っても10年以上前)、映画の主題歌はこのブログでも紹介しましたので、併せて見ていただけると嬉しいです。
さて、今回紹介するCDの1曲目の「凍る砂」はこの映画のドラマCDのエンディングテーマですが、イントロやAメロ、間奏で流れるマリンバ(?)の奏でるアルペジオが透明感のある音で、聴く側を物語の世界に引き込んでくれるような、そんな引力があるように思います。
歌っているのは新居昭乃さんですが、優しく、伸びやかな歌声がそのアレンジに見事にハマっていて、作品の世界観に彩りを添えています。まさしくテーマソングという楽曲です。
アルバム「空の森」に収録されている他、現在はSpotifyなどでも聞けるようになっています。便利な時代になったものですね。
VIDL-115 1992/11/21発売
1.凍る砂
作詞、作曲:新居昭乃、編曲:萩田光男
2.Licao do Vento(イメージソング)
作詞:Osny Melo、作曲、編曲:大島ミチル
作詞、作曲:新居昭乃、編曲:萩田光男
2.Licao do Vento(イメージソング)
作詞:Osny Melo、作曲、編曲:大島ミチル